3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級) 過去問
2025年5月(CBT)
問38 (学科 問38)

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問題

3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)試験 2025年5月(CBT) 問38(学科 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険金の支払限度額は、加害車両が1台の場合、被害者1人につき、死亡による損害については( ① )、傷害による損害については( ② )、後遺障害による損害については障害の程度に応じて75万円から4,000万円である。
  • ①3,000万円  ②120万円
  • ①4,000万円  ②150万円
  • ①5,000万円  ②200万円

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この過去問の解説 (3件)

01

「自動車賠償責任保険(自賠責保険)」は

加入者が人身事故を起こした場合に、被害者への損害賠償を保険で負担するものです。

原則として、すべての車(原動機付自転車を含む)に加入が義務付けられています。

 

支払限度額は以下のとおりです。(加害車両1台につき、被害者1人あたりの保険金額)

・死亡/最大3,000万円

・後遺傷害/最大4,000万円

・傷害/最大120万円

 

被害者救済が目的であるため、加害者が無免許や飲酒運転の場合でも保険金が支払われます。

 

自賠責保険は、人身事故の被害者への対人賠償が目的であり、加害者のケガや対物賠償は対象外となります。 

まとめ

「①3,000万円 ②120万円」が正解です。

参考になった数5

02

自賠責保険は人身事故(他人)のみを補償対象とした強制加入の保険です。保険金の支払限度額については、以下のとおりです。

 

◆死亡による損害は3,000万円
◆傷害による損害は120万円
◆後遺障害による損害は、75万円~4,000万円
(後遺障害の程度に応じる)

 


【参考】
自賠責保険は、原動機付自転車を含むすべての自動車に加入義務があり、未加入で運転した場合は「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。
 


 

選択肢1. ①3,000万円  ②120万円

この選択肢が正しいです。

選択肢2. ①4,000万円  ②150万円

この選択肢は誤りです。

選択肢3. ①5,000万円  ②200万円

この選択肢は誤りです。

まとめ

「①3,000万円」「②120万円」が正解です。

参考になった数1

03

自動車保険には、任意で加入できる「民間の自動車保険(任意保険)」の他に、強制加入の「自動車損害賠償責任保険自賠責保険)」があります。

 

自動車事故が起きてしまった場合の被害者救済を目的として、すべての自動車(原動機付き自転車含む)の所有者と運転者は必ずこれに加入しなければならず、補償の対象は「対人賠償事故」のみとなっています(加害者側のケガや自動車の破損は対象外)。

 

そして、自賠責保険の保険金の限度額は死傷者1人あたり、「死亡事故の場合は最大3,000万円」、「傷害事故の場合は最大120万円」、「後遺障害の場合は障害の程度に応じて75万円~4,000万円」が支払われます。

選択肢1. ①3,000万円  ②120万円

冒頭の解説により、この選択肢が正解です。

選択肢2. ①4,000万円  ②150万円

冒頭の解説により、この選択肢は間違いです。

選択肢3. ①5,000万円  ②200万円

冒頭の解説により、この選択肢は間違いです。

まとめ

したがって、答えは「①3,000万円 ②120万円」です。

 

余談ですが、自動車事故の損害賠償は高額になるケースも多く、そもそも自賠責保険では対物事故には対応していないので、不測の事態に備える意味でも任意保険への加入が推奨されています。

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